火災

住宅火災で連日の死亡者! 火災の原因と火事で死なないための対策とは?

●連日の火災と死者

ここのところ連日、火災による死亡がTVニュース等で報じられています。

消防庁の報告書によると、ここ10年、火災は減少傾向にあったようなのですが…。

消防庁「平成30年(1~6月)における火災の概要(概数)」より

東京消防庁管内ではことしに入ってから265件の火事があり、11人が亡くなっているそうです(1月20日現在)。火災件数・死者とも、前年の同じ時期に比べて多いようです。

神奈川県内では、20日までに死者が出た火災が12件あり、18人が死亡した。死者の約8割を65歳以上の高齢者が占め、3件を除いて発生は午後9時~午前8時と、夜間から朝にかけて集中している。(東京新聞)

●ここ数日の火災をググってみました。

1月27日午前2時40分ごろ、東京都日野市落川の2階建て住宅から出火し、延べ約125平方メートルが全焼。警視庁によると、焼け跡から4人が救出されたが、全員が死亡し、このうちの2人がこの家に住む98歳と71歳の女性であることが分かった。

1月27日朝、東京 世田谷区のアパートで火事があり、男性1人が死亡しました。警視庁はアパートの部屋に住む50代の男性とみて確認を進めています。

1月26日午後1時50分ごろ、東京都多摩市唐木田1丁目の建築中のオフィスビルから出火したと119番通報があった。警視庁と東京消防庁によると、地上3階地下3階建ての地下3階床下にあった断熱材約5千平方メートルが焼け、男性作業員5人が死亡、約40人がけがをした。

1月26日午後1時半ごろ、富士見市水谷東の立元幸治さん(79)方で、近くに住む男性から「家が燃えている、窓から煙が出ている」と119番通報があった。住宅3棟が全焼し、焼け跡から1人の遺体が見つかりました。

1月25日午前9時5分ごろ、東京都足立区青井4丁目の木造2階建て店舗兼住宅付近から出火し、近隣の3棟を含む計延べ約270平方メートルが焼けた。綾瀬署と東京消防庁によると、店舗兼住宅から搬送された男性1人が死亡し、焼け跡からほかに性別不明の1人の遺体が見つかった。署は、この家に住む80代の夫婦とみて身元確認を進めている。

秋田県能代市富町で4棟が全焼し、焼け跡から消防署員とみられる2人の遺体が見つかった1月22日の火災は、火元となった住宅兼店舗のボイラー室から出火した可能性が高いことが23日、能代署の調べで分かった。

●消防庁の報告書による火災の件数と原因

平成 30年12月18日消防庁の報告書「平成30年(1~6月)における火災の概要(概数)」によると、総出火件数は20,636件。おおよそ 1 日あたり 114 件、13 分ごとに 1 件の火災が発生したことになります。

火災による総死者数は、861 人でした。そのうち住宅火災による死者(放火自殺者等を除く。)数は572人。

その住宅火災による死者(放火自殺者等を除く。)572人のうち、65歳以 上の高齢者は 416 人(72.7%)。 住宅火災における死者の発生した経過別死者数では、逃げ遅れ 303 人、 着衣着火 25 人、出火後再進入 10 人、その他 234 人となっています。

火災種別での出火原因を件数が多い順にみると、
建物火災 10,866 件 にあっては、「こんろ」1,424 件(13.1%)、「たばこ」1,039 件(9.6%)、「ス トーブ」754 件(6.9%)、「放火」687 件(6.3%)、「配線器具」585 件(5.4%) の順となっています。

●出火原因の多い順に対策を考えてみました。

こんろ

  1. 過熱すると自動で消えるこんろに換える。
  2. IHこんろにする(個人的にはIHは好きではありませんがお年寄りしかいない家では検討する意味はあるかもしれません)。

たばこ

  1. 禁煙する(これができれば苦労がない)。
  2. 寝たばこは絶対やめる。
  3. たばこの火は、必ずしっかり消す。

ストーブ

  1. 石油ストーブや電気ストーブ等を使わず、ガスファンヒーター、石油ファンヒーター等にする。
  2. ストーブの近くに燃えやすいものをおかない。
  3. ストーブの上で料理しない。

▽都市ガスならこれ! 我が家はこのガスファンヒーターですが、とっても温まります。ノーリツ ガスファンヒーター GFH-4004S スノーホワイト 木造11畳/コンクリート15畳 都市ガス13A/12A専用です。

エアコンだと天井に近いほうしか温まりませんが、これだと実に幸せな温かさにに包まれます。しかも安全。

▽プロパン用もあります。

放火

家の周囲に紙ごみ等の燃えやすいものを置かない。

配線器具

古くなった配線器具は新しいものに取り替える。

我が家は2年前にほとんどのコンセントとタップを取り替えました。

全般の対策は火災報知器と消化器を備えること

火災報知器をつける。

平成16年の消防法改正により、住宅用火災警報器の設置が、新築 住宅については平成 18 年 6 月から義務化され、既存住宅についても 平成 23 年 6 月までに各市町村の条例に基づき全ての市町村において 義務化されました。

消化器を常備する。

火災報知器と違って一般の戸建て住宅に義務付けられてはいませんが、万が一のために備えておいたほうがよいでしょう。法律や条例で定められてがいるとウソを言って消化器を高く売りつける悪徳業者もいるようなので注意してください。

設置上の注意
① 通行又は避難に支障がなく、必要時にすぐに持ち出せる場所に設置すること。
② 消火器は各防火対象物・部分から歩行距離20m以下(大型消火器は30m以下)になるよう設置し、各階ごとに設置すること。
③ 床面からの高さ1.5m以下に設置し、「消火器」の標識を見やすい位置に付けること。
④ 地震や振動で消火器が転倒、落下しないように設置すること。
⑤ 高温・多湿場所は避け、消火薬剤が凍結、変質又は噴出するおそれの少ないところに設置すること。
消火器に表示されている「使用温度範囲」内の場所に設置する。
高温や湿気の多い場所、日光・潮風・雨・風雪等に直接さらされる場所、腐食ガスの発生する場所(化学工場、温泉地帯等)等に設置する場合は、格納箱に収納するなどの防護を行う。
厨房室での床面、作業場の地面等への直置きは避け、壁掛け又は設置台、格納箱に設置する。
⑥ 6か月に1回以上は外形を点検する。

一般社団法人消化器工業会HPより

▽安い順に並べてみました。

最近は、「おやじ」が怖くなくなったせいかあまり聞きませんが、昔は怖いものとして「地震、雷、火事、おやじ」と言われたものです。

雷はともかく、いまだ地震と火事は怖いですね。

昔の人は「備えあれば憂いなし」とも言っています。

備えられる限りのことはしておきたいものです。

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