陶芸技法

[陶芸技法]華やかな「練り込み」はヒビとの戦い?

こんにちは😃てげ子です。
粘土に色をつけて模様を作る「練り込み」が人気です。「練り込み」の第一人者、室伏英治先生のお弟子さんに教えていただいたので、ご紹介しますね!

●表も裏も同柄の「金太郎飴」技法

陶芸に「練り込み」という技法があります。

「金太郎飴」のようとよく言われますが、色のついた粘土を組み合わせて模様を作り、タタラ作りで切って、型に被せて皿やカップを作る技法です。

同じ模様の粘土板が何枚も取れますし、裏も表も同じ模様です。

練り込みは陶土でもできますが、透光性のある磁土で3ミリ以下でランプシュードなどを作ると、光を通してキレイです。

透光性の磁土3ミリ以下の厚さで作ると、まさに光を通します。

顔料の組み合わせで、華やかな模様を生む練り込みは素敵ですが、なかなか手間のかかる作業です。

何より、歩留まりが悪い!

特に磁気土は収縮率が大きいので乾燥時にヒビが入りやすく、私の場合、半分くらいしか成功しませんでした。

多いのは、乾燥時に縁にヒビが入ることですが、底がヒビ割れることも。

何とか素焼きをくぐり抜けても、釉薬をかけると縁が垂れてきて、底が持ち上がり、縁か底かに亀裂が入りやすくなります。

無釉で焼き締めた方が無難ですが、それだとやはり汚れやすいので、悩ましいところです。

素焼きまでは大丈夫だったが、本焼成で縁にヒビが!

 

透明油をかけたところ、縁が落ちて底が盛り上がり、底にひび割れが。

●上達の秘訣は「折れない心」

上手い人ならヒビが入ったりしないのかなと思い、練り込みのベテランさんに聞いてみたのですが、「もちろん、ヒビ割れますよ」との事でした。

同じように作ったつもりでも、無事なものとヒビ割れたものが出来てくるのが不思議です。

時にはなぜか? ヒビどころか、バラバラに崩壊することも!

素焼きの後に、模様をクッキリ出すために、鬼のようにヤスリをかけるのですが(紙やすりだと作品への負担が大きいので、ソフトなスポンジ研磨剤を使います)、ここで崩れることも多々あります。

ウ〜ン。

これは、メンタルが強くないと、やっていけませんね〜。

その分、成功した時の喜びもひとしおなんですけれど。

練り込みが上達するかどうかは、ヒビ割れても崩壊してもめげない、強い心にありそうです!