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中国で規制が強化! ついに男性タレントの耳に「ぼかし」って「耳は卑猥なの?」

井柏然井柏然さん Instagramより

「耳って卑猥?」

「耳は卑猥なの?」と一瞬、耳を疑ってしまうニュースが流れました。

発信元はCNN。

人気リアリティー番組「I, Actor」の最新話で、タレント井柏然(ジンボーラン)の耳の部分にデジタル編集のいわゆる「ぼかし」がかけられました。

中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」で出回っている画像では、他の若い男性スターたちの耳にも「ぼかし」が入っているようです。

CNNは当局にコメントを求めましたが回答は得られていないとしています。

芸能人にも規制を強める中国当局

中国では昨年、メディア規制当局がテレビ局にタトゥーを入れた俳優の起用を禁止しました。

中国国営メディアによると、「ヒップホップ文化やサブカルチャー、非道徳的な文化」を扱うことも禁じられました。

中国のメディア当局が新たな規制を導入したことで、いくつもの歌がブラックリスト入りしたほか、GaiやVaVaといった人気上昇中の中国人ラッパーが番組を降板。

さらにPG Oneは、歌詞が薬物やセックスを美化しているとして批判を受け、謝罪にまで追い込まれました。

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2017年、中国はヒップホップ元年

同年6月にスタートしたヒップホップバトルのオンライン番組「中国有嘻哈(The Rap of China、中国にヒップホップあり)」が放送されるや、中国全土のミレニアル世代がこぞって放送を見るようになり、大ヒットしました。

が、その番組が年末に急に終わり、年明けにはヒップホップ禁止のニュースが中国を駆け抜けました。

香港中文大学の研究者は、耳飾りに「ぼかし」をかけるという決定について、ポップカルチャーへの欧米の影響を最小限に抑えたい政府の意向が作用した可能性があると指摘。

「これは欧米の影響を排除してポップカルチャーを純化し、中国的な男らしさの特徴を強化するという一貫した施策だ」と述べました。

ウェイボーでは中国人ファンが即座に反応。

当局が男女に対して時代遅れの異なる美の基準を適用していると批判しました。

「女優の髪が短かったら、頭をすべてぼかすのか」

あるブロガーは「規制が強まっている」「もし女優の髪が短かったら、頭をすべてぼかすのか」とコメント。

中国の検閲は世界で最も厳しい部類で、技術的にも最も進んでいることで知られています。

中国の習近平(シーチンピン)国家主席は2013年の就任以来、新たな指針を打ち出してきました。

今年1月には、メディア当局がヒップホップを規制対象に選定。

「タトゥーを入れた芸能人やヒップホップ文化、サブカルチャー、非道徳的な文化」をテレビで扱わないよう求める指示を出しました。

大人気の歴史ドラマ再放送も突如中止へ

中国では他にも、全70回にわたって配信された「延禧攻略(Story of Yanxi Palace)」の再放送が禁止されました。

このドラマは、昨年8月には1日で中国国内の5億人が視聴。

その人気は東南アジアだけでなく、香港地区や台湾地区などにまで波及し、中国大陸部の動画共有サイトでの再生回数がおよそ180億回に達したとされ、同年グーグルで最も検索されたテレビドラマにもなりました。

清朝第6代皇帝、乾隆帝(在位/1735~1796年)の宮廷を舞台に、1人の宮女が権力者へとのし上がっていく過程を描いています。

ところが政府の考えを代弁する国営紙の「北京日報」が、先月25日の社説で突然ドラマの内容を非難しました。

皇帝の華美な暮らしぶりや側室らの繰り広げる謀略に言及し「社会主義の核心的な価値と相いれない」「ぜいたくを賛美しつつ倹約や勤労を攻撃している」と主張したのです。

また同じ乾隆帝の治世を舞台にした別のドラマに対しても批判の矛先が向けられ、中国メディアは国内の複数のテレビ局で予定されていた2本のドラマの再放送が突然中止になったことを伝えました。

う〜ん、やっぱり中国は自由のない国だなあ。