皇室

[皇室]やっぱりみんな分かってなかった、女性天皇と女系天皇の違い!産経新聞社とFNNの調査で判明

推古天皇像/土佐光芳画(部分)

 

先日、宇多田ヒカルさんが、「日本の皇室の長い歴史の中には、女性が天皇だったことが何度もある(8人、10代)と知り驚く」とツイートし、「小中学校の歴史で習ったよね?」と逆に驚いたのですが、まあ、彼女はアメリカ生まれのアメリカ人だから仕方ないか(二重国籍とも言われています)。

でも、「過去にもいたんなら、女性天皇でいいじゃん〜」という人々が7割とも8割とも言われるなか、「女性天皇と女系天皇の違いが分かっていますか? 」と聞くと、やっぱり、過半数が分かっていないのでした!

女性天皇と女系天皇の違いは「理解していない」が過半数

最近では、けっこう女性天皇と女系天皇は違う、ということが言われるようになりましたが、まだまだ浸透しているとは言いがたいですね。

宇多田ヒカルさんは、絶対に分かってないと思います。

産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査では、皇室伝統の一大転換となる女系天皇について、「賛成」との回答が64・2%に達した。ただ、女性天皇と女系天皇の違いに関しては「理解していない」との回答が過半数で、問題の所在はまだ国民に十分周知されていない。

 126代続く皇室の歴史では、皇位は例外なく父方の系統に天皇を持つ「男系」で継承されてきた。皇室典範も「皇位は、皇統に属する男系の男子がこれを継承する」と定める。
(産経新聞)

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女性天皇はいても女系天皇は一人もいない

出典:FNN

そうなんです。
女性天皇(父親が天皇)は確かに8人、10代いますが、母親が天皇(女系天皇)は、長い歴史の中で一人もいません。

女性天皇は、男性天皇継承者がが幼かった場合など、いわば、つなぎ的な役割を果たしていますが、その子供は女系となるため、天皇にはなれません。

ですから、8人の女性天皇たちは、皆未亡人か生涯独身です。

この調査結果を見ると、女性天皇と女系天皇の違いをよく理解している人が12.4パーセント。

ある程度理解しているの35.3パーセントを足しても半分に満たないのに、女系天皇賛成派が62.3パーセントもいます。

もちろん、よく理解した上で反対している人もいるわけで。

理解している人ほど反対派になる傾向も強いと思うと、分からないまま賛成しちゃってる人がけっこう多いということではないでしょうか?

これはちょっと怖いですね。

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小泉政権時代に議論された女系天皇

現在、歴史的にも法的にも正統な後継者がいるにもかかわらず、女系天皇容認論が再び浮上したのはなぜか。

もともと女性・女系天皇容認論は平成17年、当時の小泉純一郎首相が設置した皇室典範有識者会議が打ち出した。若年の男性皇族がいなくなっていたためだ。

小泉首相もそのため、典範改正を急ぐ姿勢を示していたが、秋篠宮家に男系男子である悠仁さまが誕生されたことで、立ち消えとなった。当時も知る現在の政府高官は語る。

「現在は悠仁さまがいらっしゃる。だから、今回の調査結果であまり驚く必要はない。女性宮家創設といっても、女性皇族方はそれを望んでいないだろう。」
(産経新聞)

そうでした。

小泉政権時代、秋篠宮さまの後に、40年も皇族男子が生まれない状態が続いて、新天皇家にもお子様は内親王の愛子さまのみ。

このままでは皇統がとだえてしまう、と女性・女系天皇が議論されたのでした。

あれは国会だったのかなあ?

当時の小泉首相の元に小さなメモが回ってきて、すごくビックリした顔をしたのを覚えています。

それは、紀子妃ご懐妊のお知らせだったのですよね。

その段階では、男児か女児か分かりませんでしたが、ひとまず女性・女系天皇の議論は棚上げになったんだと思います。

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事実関係を知るにつれ、慎重論や反対論が

小泉政権時を振り返ると、当初は国会議員もマスコミも女性・女系天皇の相違や男系継承の歴史などをよく知らずに賛意を示したこともあった。

事実関係を知るにつれ、徐々に慎重論や反対論が強まっていった。

一方、今回の世論調査結果をみると、女性天皇と女系天皇の区別がよくついていない実態が浮き上がる。

こうした理解の浅さや、過去に女性・女系天皇容認論が後退した経緯が忘れられたことも、調査結果に表れているのだろう。
(産経新聞)

最近、「愛子天皇待望論」なんて報道を見かけますが、悠仁さまがいらっしゃるのに、皇位継承権をひっくり返すなんてことは、私はないと思っています。

問題はその次ですよね。

急がれる女性宮家の議論

悠仁さまがご結婚して、親王が3人くらい生まれてくれれば良いのですが、もしお子様ができないとか、内親王しか生まれなかったら?

例えば女性天皇を認めても、男系で行くなら次はないわけですし、女性宮家についても議論を急いでいるのは、独身の女性皇族も適齢期になってきて、もたもたしていると皆降嫁してしまわれるからですよね。

「愛子さまが離脱した元皇族の男系男子と結婚すれば良い」
とかいう人もいますけど、愛子さまの気持ちもお相手の気持ちもありますし、難しいんじゃないかなと思います。

元皇族の男系男子に、いずれかの宮家にご養子に入ってもらう方が、まだ可能性がありそうな気もしますが、どうでしょうね?