
大阪の路上で20歳の女子大学生・大田夏瑚さんが胸をメッタ刺しされ死亡した。
犯人は現場にとどまっていた大学生の山本巧次郎(23歳)。
2人は2年ほど前から同棲をしていたというが大田夏瑚さんは暴力を受けていたようだ。
容疑者が凶行に及んだ原因は何なのか!?
4階ベランダから落下した夏瑚さんを追って刺殺

2022年8月26日夜(通報は午後10時40分頃)、堺市西区津久野町の路上で交際相手の大学生、大田夏瑚(おおたかこ・当時20歳)さんの胸を刃物で複数箇所刺した殺人未遂の容疑で大学生の山本巧次郎(23歳)が逮捕された。
近隣の住民は、若い女性の「キャーキャー」言う声を聞いている。
容疑者は事件後も現場にとどまり、落ち着いた様子で警察の指示に従っていた。
現場には犯行に使われて血の付着した刃渡り15cmほどの包丁が残されていた。
山本容疑者は調べに対し、「女性は交際相手で、刺したことは間違いないが、動転していて殺そうとしたか思い出せない」などと供述しているという。
病院に運ばれた大田さんは死亡が確認され、その後の司法解剖の結果、死因は心臓や肺などを刺されたことによる失血死だったが、ろっ骨や骨盤などが折れていたことが新たに分かった。
山本容疑者は「大田さんは4階のベランダから飛び降りた」と供述していて、2人が一緒に住んでいたマンションの4階の部屋からは血の痕も確認されている。
そのため、大田さんが室内で襲われた後、ベランダまで逃げ、何らかの理由で転落し、路上に追ってきた容疑者に刺されたとみられる。
山本巧次郎容疑者とは、どんな人物か

山本容疑者の中学時代の同級生
「すごくユーモアがあって、信頼って言うか面白いからみんながやってくるっていう感じだったのですごい人気者でしたね」
中学時代はそうでも、人は変わるので最近の容疑者を知る人物のコメントが待たれる。
容疑者プロフィール
名前 | 山本巧次郎(やまもとこうじろう) |
年齢 | 23歳 |
職業 | 私立大学生 |
被害者はどんな人?

大田さんが通っていた大阪物療大学の事務局長
「いつも一番前に座って、一生懸命聞いてわからなければすぐ質問に来るという子だった。3年生後期になると10週間臨床実習に行く。臨床実習という現場で実際にみることになるので、さあこれからっていう時期」
「非常にやさしい女の子で、いろんな先生に聞いても『あんな良い子が…』とみんな、おっしゃいますね。一所懸命勉強に取り組んで、やっとこれから放射線技師の第一歩を踏み出せる、実習に行けるところだったので、大変悲しい思いをしています」
大田さんは将来、診療放射線技師として総合病院で働く夢、グローバルに活躍する夢を持って学業に励んでいたという。
被害者プロフィール
名前 | 大田夏瑚(おおたかこ)さん |
年齢 | 20歳 |
職業 | 大学生 |
大学 | 大阪物療大学診療放射線技術学科3年生 |
出身 | 三重県 |
2人の関係は
2年ほど前から事件が起きたマンションで同棲していたようだ。
容疑者は、酒を飲むと大田さんに暴力を振るうDV男だったようで、痣や腫れを目撃した人もいるという。
大田さんはDV男のことで警察には相談してなかったようだ。
被害者から相談を受けていた大田さんの知人によれば、
「もうちょっと時間があったら話を聞いてあげられたかなって、それだけが申し訳ないです」
別の大田さんの知人によると、
「2年前には同棲をして付き合っていたと思います。最近は結構もめてて大丈夫かなって思っていました。お酒飲んだらDVされるって言っていました。最近は足に青あざがあったり顔がちょっと腫れてたり」
大阪物療大学とは?

被害者が通っていた大阪物療大学は、大阪府堺市西区にある医療技術者を養成する大学。
1933年に初代校長田中金造博士によって私立物療学院として設立された。
専門学校を経て2011年に大学として開学された。
学生数は370人強。
大田さんが在籍しれいた診療放射線技師などの免許・資格取得を目指す保健医療学部/診療放射線技術学科の定員は80名で、偏差値は40。
年間授業料は下表のように安くはない。
学部 | 入学金 | 年間授業料・施設費・諸会費等 |
保健医療学部 | 300,000円 | 1,642,000 |
まとめ
大阪物療大学の学生・大田夏瑚さん(当時20歳)が、堺市西区の路上で胸を複数回刺され殺害された。
容疑者hs自称大学生の山本巧次郎(23歳)。
2人は2年ほど前からマンションで同棲しており、その4階ベランダから落下後、大田さんは胸部などを複数回刺されたと見られる。
追い詰められ自ら飛び降りたのか、事故的に落ちてしまったのかは不明だが、落下した大田さんを追って路上で複数回刺してとどめをさす執拗さは狂気の沙汰だ。
容疑者はDV男で、大田さんの体には痣があったり顔を腫らしていたこともあったという情報もあり、別れ話から容疑者が凶行に及んだ可能性がある。
まだ取り調べ中で真相は不明だが、別れ話告げられた男が、人のものになるくらいなら女を殺して永遠に自分のものとするというパターンがあり、どの可能性もあり得る。
将来は医療従事者として人のために活躍したであろう大田さんの未来を奪った身勝手な容疑者の行為は許されるものではない。