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    渋谷の母娘刺傷事件の犯人は15歳女子中学生!|またもや「死刑になりたい」【随時追記】

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    殺人未遂の中3女子
    母親と近所の飲食店従業員が犯人を取り押え凶器の包丁を取り上げた場面。出典:日テレNEWS

    渋谷で53歳の母と19歳の娘が、背後から突然、刃物で刺させる事件が発生。

    犯人は「死刑になりたかった」と供述する女子中学生(15)だった。

    今回の犯人の動機と過去の通り魔・無差別殺傷事件を振り返る。

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    15歳の女子中学生が見知らぬ母娘を背後から刺す

    後を追う女子
    防犯カメラが捉えた母娘に忍び寄る女子中学生 出典:日テレNEWS

    東京都渋谷区の路上で面識のない母娘2人を背後から突然切り付けたのは、埼玉県戸田市に住む中学3年生の少女(15)だった。

    2022年8月20日午後20日午後7時半ごろ、京王井の頭線神泉駅の近くの路上で、帰宅しようと駅に向かって歩いていた杉並区に住むパート従業員の母親(53)と娘(19)に後方から近づき、背中や腹を包丁で切り付けて殺害しようとした。

    人気のない場所を数時間探して現場にたどり着いたという。

    少女は「死刑になりたいと思ったので、たまたま見つけた2人を刺して殺そうと思った」と供述している。

    娘の背中には深さ10センチ以上の刺し傷があり、3カ月以上の重傷。母親も腰の骨を折るなどの重傷を負った。

    母親と近くの飲食店従業員の男性が少女を取り押さえ、駆け付けた渋谷署員に引き渡した。少女は犯行に使った8.5cmの包丁の他に9cm、7.5cmのナイフなど計3本を所持。「自宅からカバンに入れて持って来た」と供述しているという。

    少女は母親に塾に行くとウソを言って出かけ、JR武蔵浦和駅から電車に乗り、新宿駅から現場まで歩いたという。所持していた500円のうち電車賃に400円を使っていた。

    少女はまた、「自分の母親と弟を殺すための予行練習だった」が、「勇気が出なかったため練習で2人を刺した」、「自分の母親を殺していと思っていた。それを弟が見たら可哀想だから弟も殺さないといけないと思っていた」と供述しているという。

    母親の嫌な性格が自分に似てきた。それが嫌になってお母さんを殺そうと思った」(NNNより)

    この供述はちょっと意味不明。

    このとおりなら、自分の性格に母親の性格が似てきたことになる。

    母親の嫌な性格に自分が似て来たのが嫌で母親を殺そうと思ったというのなら意味が分かるのだが。

    FNNによると「機嫌が悪くなると、すぐに態度に出る母親の嫌いな癖に自分が似て来たので、母を殺そうと思った。母親を殺そうと思ったのは最近」と供述。

    これなら分かる。

    筆者の私的見解だが、女子中学生は自分の母親と上手く行かないことから母親に殺意を抱いたが、実際には自分の母親は殺せず、仲の良さそうな母娘を襲ったのではないかと思う。

    誰でも良かった訳ではなく。

    追記 2022/08/23

    犯人の母親によると、娘は「おとなしくて生真面目。冷静に淡々と物事をこなすタイプ」だそうで、しかし人間関係が上手く行かずに部活をやめ、不登校になっていたという。

    1年生の3学期に不登校になり、その後2年時に登校するようになったが、3年になった再び不登校に。

    登校しないことを母が責めたのがプレッシャーになったのかもしれないというが、だからって人を殺そうとは思わないのが普通だ。

    「自転車で塾へ向かったが塾に行くのが嫌になって武蔵浦和駅から電車に乗った」と供述。

    「3日前からリュックに包丁を入れていた。乗った電車内で、今日人を殺そうと決めた」とも。

    追記 犯人の供述とその母親の弁  2022年8月24日

    犯人の供述:「人通りが少ないここなら出来ると思った。時間が遅かったのでここでやるしかないと思った」

    「毎朝学校には行っているものの、すぐに帰ることもあれば、相談室で話をしたり、自習室で1人で勉強をしていた」

    犯人の母親:「娘は弟との扱いの差で私に不満があったのかもしれない」「来年の受験に向けて私が勉強をしっかりやるように問い詰めたり、学校に行かないことを少し責めたりしていた。厳しく言った時も言い返すことなく、淡々と話しをしていた。私に対する不満を言えずに溜め込んでいたのかもしれない」

    どうも母親と娘の言うことにズレがあるような。そのことこそが問題なのかもしれない。

    追記 リュック 2022年8月24日

    犯人のリュックには、夏期講習テキスト、財布、スマホ、8.5cmの包丁、9cmの折りたたみナイフ、7.5cmのナイフが入っており、犯人の少女はそのリュックを道端に置き、3本の刃物をリュックから出してポケットに入れ、犯行に及んだという。

    刃物は3日ほど前に100円ショップで購入し、その後は母親に見つからないようリュックに隠し持っていたという。

    少女を取り押さえ刃物を取り上げた男性によると、犯行に使った包丁以外にも刃物がポケットに入っていることを告げ、「あの娘、死んだの?」と小さな声で聞いたという。

    追記 100メートル後方 2022年8月24日

    被害者の母親によれば、100メートル後方からツケられていることに気づいていたというから、店に逃げ込むとか走るとかすれば犯行を防げたかもしれない。

    「死刑になりたくて」とか人を巻き添えにして自分も死のうという事件

    ジョーカーなりきり男「京王線刺傷事件」

    「死刑になりたかった」と多くの人々を傷つけた事件として知られるのは、2021年10月31日、京王線の車内で、映画「ジョーカー」の主人公をイメージさせる服を身にまとった服部恭太が、サバイバルナイフで一人に重傷を負わせ、車内に放火した事件。犯人は「二人以上殺して死刑になりたかった」と供述した。

    「北新地ビル放火殺人事件」

    2021年12月、大阪・北新地のビルにある精神科クリニックで、谷本盛雄が放火し、本人を含む27人が死亡した「北新地ビル放火殺人事件」が起きた。

    東京大学前刺傷事件

    翌2022年1月15日、大学共通テストが行われようとしていた東京大学本郷地区キャンパス前の路上で、試験関係者とみられる70代の男性と、受験生の千葉県浦安市の男子高校生(18)、同県市川市の女子高校生(同)を少年が包丁を振り回し、3人に重軽傷を負わせる事件が起きた。犯人は愛知県名古屋市の高校2年生で、「東大近くの駅周辺で火を放った」とも供述。「医者になれないのなら、自殺する前に人を殺して切腹しようと考えた」「勉強がうまくいかず、事件を起こして死のうと思った」と供述したという。

    通り魔事件

    原宿竹下通り暴走事件

    「死刑制度に対する報復でやった」と訳のわからない動機を主張したのは、2019年1月1日、東京・原宿の竹下通りで軽自動車を暴走させ歩行者8人をはねた犯人の日下部和博(21=当時)。「死刑制度は国民の総意に基づくものだから、(対象は)誰でもよかった」。認否に絡み「1人目を撥ねたときフロントガラスにへばりついて前がよく見えなかった」などとも発言。東京高裁は2022年6月22日、日下部和博被告(24)の控訴を退け、懲役18年の判決を言い渡した。

    秋葉原無差別殺傷事件

    2008年(平成20年)6月8日加藤智大が2トントラックで赤信号を無視して秋葉原の交差点に突入し、通行人5人を次々とはねた上、降車して通行人や警察官ら17人を次々とダガーナイフで刺した。一連の犯行によって7人が死亡、10人が重軽傷を負った。2022年(令和4年)7月26日死刑執行。

    2010年代の無差別殺傷事件

    発生日発生現場被疑者(年齢は犯行当時)被害詳細備考・参照記事
    2010年6月22日広島県広島市南区・安芸郡府中町のマツダ本社工場同社の元期間従業員の42歳男1人死亡/11人負傷参照:マツダ本社工場連続殺傷事件
    2010年12月17日茨城県取手市の取手駅前27歳男14人負傷参照:取手駅通り魔事件
    2011年11月18日・12月1日埼玉県三郷市・千葉県松戸市16歳少年2人負傷参照:三郷・松戸連続通り魔事件
    2012年6月10日大阪府大阪市中央区の心斎橋36歳男2人死亡参照:大阪心斎橋通り魔殺人事件
    2012年10月20日福岡県福岡市博多区の博多駅構内26歳男3人負傷博多駅通り魔事件「切られた、逃げろ」 無言の凶行に響く怒声
    2013年3月14日広島県江田島市のカキ加工工場30歳男(中国人)2人死亡/6人負傷参照:江田島中国人研修生8人殺傷事件
    2013年3月19日東京都江東区の東陽町駅前49歳男4人負傷東陽町駅前で通り魔、通行人が幟で撃退!
    2013年5月22日大阪府大阪市生野区31歳男(韓国人)2人負傷参照:大阪市生野区通り魔事件
    2014年3月3日千葉県柏市24歳男1人死亡/1人負傷参照:柏市連続通り魔殺傷事件
    2014年10月15日埼玉県入間市の路上20歳男1人死亡入間市の路上で女子大生が刺殺 出頭した容疑者「誰でもよかった」
    2015年7月12日愛知県日進市梅森町の路上17歳少年1人死亡強盗殺人の疑いで男子高校生逮捕 愛知・日進、殺害認める供述
    2015年9月14日・16日埼玉県熊谷市30歳男(ペルー人)6人死亡参照:熊谷連続殺人事件
    2016年6月21日北海道釧路市のイオンモール釧路昭和33歳男1人死亡/3人負傷釧路のイオンモールで通り魔 60代女性死亡、3人重軽傷 逮捕の男「死刑になってもいい」
    2016年6月30日茨城県龍ケ崎市佐貫町16歳少年1人死亡16歳少年は42歳女性を声もかけずに後ろからメッタ刺しにした…物静かな高校2年生はなぜ凶行に及んだのか?
    2016年7月26日神奈川県相模原市緑区の障害者施設26歳男19人死亡/26人負傷参照:相模原障害者施設殺傷事件
    2017年3月13日神奈川県大磯町の大磯城山公園32歳男1人死亡「最初に見た人を殺そうと思った」 容疑者、無差別襲撃か 大磯城山公園
    2018年5月17日愛知県名古屋市中区のネットカフェ22歳男1人死亡漫画喫茶殺人 宿泊するつもりで入店か、名古屋
    2018年6月9日東海道新幹線のぞみ265号車内22歳男1人死亡/2人負傷参照:2018年東海道新幹線車内殺傷事件
    2019年1月1日東京都渋谷区原宿の竹下通り21歳男8人負傷猛スピードで100メートル以上、ブレーキ痕も確認されず 原宿・竹下通り暴走
    2019年5月28日神奈川県川崎市多摩区登戸駅付近のスクールバス停51歳男2人死亡/18人負傷参照:川崎市登戸通り魔事件
    出典:Wikipedia

    2020年代の無差別殺傷事件

    発生日発生現場被疑者(年齢は犯行当時)被害詳細備考・参照記事
    2020年5月31日福島県三春町50歳男2人死亡参照:三春町ひき逃げ殺人事件
    2020年7月27日愛知県豊橋市27歳男1人死亡/2人負傷草刈り作業員に車突っ込み3人死傷 豊橋、殺人未遂容疑で男逮捕
    2020年8月28日福岡県福岡市の商業施設15歳少年1人死亡参照:福岡商業施設女性刺殺事件
    2021年8月6日小田急小田原線の車両内36歳男10人負傷参照:小田急線刺傷事件
    2021年10月4日川崎市多摩区の路上40歳男3人負傷「殺してあげたかった」川崎・多摩区の3人刺傷で男供述
    2021年10月15日東京都台東区の上野駅45歳男2人負傷JR上野駅構内で2人刺されけが 45歳容疑者を殺人未遂容疑で逮捕
    2021年10月31日京王電鉄京王線の車両内24歳男17人負傷参照:京王線刺傷事件
    2022年1月15日東京大学の本郷キャンパス17歳少年3人負傷参照:東京大学前
    出典:Wikipedia
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