教育

[大学生の休日]祝日でも大学の授業がある理由とハッピーマンデーの関係

早稲田大学大隈重信像※イメージ写真です。

息子が祝日だというのに大学に行くので、その大学だけ随分真面目なんだなと思ったら、そうではありませんでした。

私の時代にはなかったことなので驚きました。

今は私立大学はどこでも、祝日に授業が行われているそうです。

国公立大学は、祝日に授業が行われないそうです。

その理由は、単位取得の決まりとハッピーマンデーの関係にありました。

大学の単位との関係

まずは現在の大学の単位について知る必要があります。

大学設置基準(昭和31年文部省令第28号)には次のような項目があります。

大学設置基準(昭和31年文部省令第28号)第21条(抜粋)

一単位の授業科目を四十五時間の学修を必要とする内容をもつて構成することを標準とし、授業の方法に応じ、当該授業による教育効果、授業時間外に必要な学修等を考慮して、次の基準により単位数を計算するものとする。

一 講義及び演習については、十五時間から三十時間までの範囲で大学が定める時間の授業をもつて一単位とする。

つまり、大学で1単位を取得するためには合計45時間の学習が必要とされます。

しかし、45時間には予習、復習、課題なども含まれるため、正味の講義や演習時間は15〜30時間とされますが、実際は22.5時間とすることがほとんどのようです。

22.5時間x60分=1350分

1回の講義が100分とすると、13.5回の講義ないしは演習が必要です。

90分授業だと、15回の授業が必要な計算です。

2019年9月17日に新学期がスタートしたとすると、その後の月曜日は12月23日までに、14回です。

そのうち3回が、秋分の日、体育の日、文化の日の振替休日で、祝日です。

90分授業では1回不足します。

100分授業ならギリギリのセーフです。

ハッピーマンデーは本当にハッピーなのか

ハッピーマンデーPhoto by PtohoAC

つまり、ハッピーマンデーという制度が出来てから、平日の月曜日が減ってしまって、そこを休むと、単位取得のための授業時間をクリア出来なくなってしまったのです。

ハッピーマンデーとは、本来の祝日を月曜に移して、連休化する制度です。

以下、Wikipediaからの引用です。

公務員や中規模以上の企業を中心に週休2日制が浸透したため、月曜日を国民の祝日とする事によって土曜日・日曜日と合わせた3連休とし、余暇を過ごしてもらおうという趣旨で制定された。

「国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律」(平成10年法律第141号)によって「成人の日」および「体育の日」が、「国民の祝日に関する法律及び老人福祉法の一部を改正する法律」(平成13年法律第59号)によって「海の日」および「敬老の日」が、それぞれ月曜日に移動した。

なお、移動方法については「従来の日付に近い方の月曜日」のような追従型でなく、「○月の第○月曜日」のように固定型となっている。これらの祝日設定は、アメリカ合衆国にある同様の制度(月曜休日統一法)の設定にならったものである。また、暦の並びによっては月曜固定祝日だけでなく月日指定の祝日も含め月曜日に集中することにより、学校のカリキュラムで月曜日の授業が消化できないことや、三連休となることにより医療機関に通うことができない日々が続く、大都市部に興行が行われ地方都市の興行にしわ寄せがくるといった問題点もある。

出典:Wikipedia

たとえば2019年10月だと、本来10日の体育の日は、14日月曜日に移動して連休になっています。

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ハッピーマンデー大反対の理由

筆者はこの制度に大反対です。

何の祝日なのか分からなくてなるし、ちょこちょこ休むのではなく、フランスのバカンスのように、休みはまとめてドーンと取ったほうが良いと思っているからです。

成人の日は1月15日、体育の日は10月10日であってほしいと思うのですよ、私は。

また、零細企業の経営者にとっては迷惑このうえない制度です。

公務員が喜ぶ公務員的な発想と言わざるを得ません。

誰がこんな馬鹿げた制度を提案したんでしょうか。

それはともかく、なぜ私立大学だけ祝日登校があるのでしょうか。

ハッピーマンデーを休むか長期休業を長くとるか

それは、夏休みなど大きな休み(長期休業)の長さと関係があります。

私立大学は夏休みなどが長いので、祝日も休んでしまうと、単位取得の条件を満たさなくなってしまうのです。

逆に国公立大学は祝日を休んでも、夏休みなどを短くすることで、条件をクリア出来るわけです。

学生にとって、私立型と国立型と、どちらが良いかは、好みの問題だと思いますが、何人かに聞いたところ、私立型のほうが良いということでした。

祝日に授業があっても、夏休みや春休みが長いほうが良いということです。